日頃の訓練活かし、特殊詐欺を未然に防止 JA大北神城支所

JA大北
宮﨑署長から感謝状を受けた田中次長(左)
宮﨑署長から感謝状を受けた田中次長(左)

大町市の大町警察署で12月28日、架空請求詐欺を未然に防いだとして、白馬村のJA大北神城支所への感謝状の贈呈が行われた。
同支所では11月中旬頃、来店した同組合員女性が窓口で、「天気予報アプリの利用料金を払わなければいけない」いう理由で指定された口座への振込みを行おうとしたところ、窓口担当の女性職員が来店者の不安気な様子や振込理由が怪しいこと、金額が高額などの疑問な点があったことから、詐欺の疑いがあると判断。来店者に事情を聴いたところ、犯人が電話を切らせずに電話を繋げた状態で振込を指示していたことが判明し、対応した女性職員が来店者の娘になりすまし、犯人への対応を行った。同時に、別の職員が警察に通報。口座への振り込みをさせず、被害を未然に防いだ。
感謝状はこの日、同署の宮﨑茂男署長から同JA同支所の田中英樹次長へ手渡された。感謝状を受領した田中次長は「支所では課内会議として、月1回ほど、万一の事態を想定した訓練を行っている。それが実際に活き、しっかりと連携しながら、落ち着いて対応することにつながった。今後も引き続き訓練は続け、詐欺の未然防止等に努めていきたい」と話した。
同JAでは高額な振込や定期の解約に対しては職員が積極的に声掛けをするなど、引き続き指導をしていくうえで、今後も未然防止につなげていくとしている。

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