JAみなみ信州女性部阿智支部 初めての食育授業

JAみなみ信州
五平餅づくりを丁寧に行う児童
五平餅づくりを丁寧に行う児童

JAみなみ信州女性部阿智支部は、11日阿智第一小学校(阿智村)5年生の五平餅づくりの講師に招かれた。
同支部役員2人とエプロンサポーター2人が参加し、タレ作りやご飯をつぶしての形作り、焼きの調理工程をこの日出席した33人に指導した。
今年度田んぼづくりを行ってきた同校5年生の児童に、収穫の喜びや食べることの大切さ、大変をしっかりと感じてほしいと、同年担任の川口純教諭が同支部へ相談し、兼ねてより子どもたちへの食育活動をしたいと検討していた同支部も賛同、今回初めての参加となった。
同支部の櫻井幸恵支部長は「五平餅をつくり、楽しく味わってもらうことから郷土食に興味を持ってもらえることはうれしい。家で作るご家庭も減っているので、伝統食を守るきっかけの一つになれるといい」と話した。
朝から半日を使った五平餅づくりでは、児童は名前を入れた串でそれぞれに1人2串を作り、炭焼きでは五平餅が串から落ちてしまったり焦げてしまう場面もあったが、友達と協力し合い楽しく調理を行った。
本島瑚都さん(10)は「みんなで頑張ったお米だから絶対美味しくできている。家族にも食べてもらいたいし、今度はおばあちゃんと作ってみたい」と話した。
川口教諭は「地域の方と触れ合う機会は児童にとっては貴重な経験で、交流できてよかった。給食で出されるお米も阿智村産なので一年と通したお米作りから、大切なお米を毎日食べていることを感じてもらいたい」と話した。

MENU