生産者の思い伝える、JA上伊那青壮年部と常勤役員が懇談

JA上伊那
JA常勤役員に意見を述べる伊藤部長(右2人目)
JA常勤役員に意見を述べる伊藤部長(右2人目)

JA上伊那青壮年部は12月3日、伊那市狐島のJA本所で常勤役員との懇談会を開いた。この日は青壮年部から伊藤将史青壮年部部長を始め、支部長6人が出席。常勤役員からは御子柴茂樹組合長ら5人が出席した。例年は多くの青壮年部の盟友が出席し、懇談、懇親していたが、今年度はコロナ禍で例年通りの開催が難しいと判断。あらかじめ管内12支部で懇談会を開き、集められた意見や要望を支部長が持ち寄り懇談した。
JA上伊那青壮年部は、1996年6月に上伊那農業協同組合へ合併した際に各農協の青壮年部が1つとなり設立した。盟友は330人おり、「チャイルドファーム21運動」や保育園や小学校との農業体験を通じた交流、JAまつり、支所祭への参加など、さまざまな活動を行っている。
懇談会で伊藤部長は「未来の農業に向け、自分たちのJAという思いで青壮年部一同、活動に取り組んでいる。今日の懇談会で出た意見、要望をぜひ来年度の事業計画に生かしてほしい」とあいさつ。出席した青壮年部支部長からは「新規就農者や若手農業者が情報共有、仲間づくりができる機会を増やしてほしい」、「新しく導入する施設や機械の費用を助成する支援事業の継続と支援事業について相談できる専門的な知識を持った職員を配置してほしい」、「JAでも販売高の大きい白ネギの産地化を進めてほしい」といった意見や要望が出された。JA側は、この日出された意見、要望の他、盟友からの意見等についても回答した。
御子柴組合長は「『農』を基盤とした組織として、青壮年部の声は大事にしていきたい。これからも積極的な意見や要望をお願いする」と話した。
JAでは今回出された意見や要望を検討し今後に生かしていく。

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