JA佐久浅間花き専門委員会トルコギキョウ専門部は11月30日、佐久市のJA本所で、2020年度反省会を開いた。部会員や県農政部など関係者約33人が出席。20年度の生産販売状況を振り返り、来年度に向けた取り組みなどを確認した。
20年度は、4月の低温、6月からの長雨による日照不足、8月の高温とトルコギキョウの栽培管理の難しい年であり、新型コロナウイルスの影響でイベントの中止や縮小、特に葬儀の規模縮小やブライダルの延期などが花き消費に大きな影響を与えた。同JAの出荷本数は前年比82%の24万本であった。
同専門部では、次年度へ向けた対策として、品種を集約して市場への安定供給・安定販売を図り、出荷方法を再度検討し、無駄なく出荷できるようにすることなどが挙げられた。
大工原敬明専門部長は「今年は栽培管理が大変な年であった。今年を無駄にしないためにも、しっかりとこの一年を振り返り、勉強して、来年の作型に自信をもって取り組んでほしい」と呼び掛けた。