岡谷市立岡谷田中小学校の5年生児童60人は12月1日、同校で米づくりの収穫祭を開いた。この日は栽培指導に携わったJA職員も招かれ、田んぼで育てたもち米を使い、餅をつき給食で味わい、収穫の喜びを分かち合った。
総合学習の一環で、米づくりの過程を学び、育てたものを収穫し、食べる喜びを味わってもらいたいと毎年行っている。児童は今年、同校に作った田んぼ(約10メートル四方)でもち米「ヒメノモチ」を栽培。6月に田植え、9月に稲刈り、10月に脱穀を行った。
餅つきは専用の機械でついた餅を手のひら大の大きさに丸め、きなこ・ごまの2種類で行い、互いに協力して作業をした。この日は同校で育てた大根を具にみそ汁もつくりおいしく味わった。
金子空護さん(10)は「みんなでお米を育てたかいがあった。すごくおいしい」と笑顔で話した。
平林範和教論は「体験を通して農業の大変さを知り、お米を大切にする人に育ってほしい。自分たちで作ったお米を食べられることはとても幸せだということを感じてほしい」と話した。