旬の地元食材を使って加工品を製造・販売するJA佐久浅間女性会「母の味」は、25日から人気商品「いちご大福」に新バージョンを加えて販売を始めた。従来のLサイズより大きいLLサイズのイチゴを使い、もち粉の生地からはみ出させることでイチゴの存在感をアピール。定評がある味の良さに加え、インターネット交流サイト(SNS)など、写真映えする見た目で発売初日から売れ行きは好評だ。
新バージョンは2種類。白あんと国産もち粉の白い生地に、果肉がジューシーで酸味が少ないイチゴ「章姫」の組み合わせ。もう一つは、湯がいたヨモギを丁寧に練り合わせた鮮やかな若草色の生地と黒あんに、コクがありしっかりした食感で人気のイチゴ「紅ほっぺ」を組み合わせた。価格は1つ200円(税込み)。同JAが運営する小諸市大久保の日帰り温泉施設「あぐりの湯こもろ」の直売所で販売する。
大林恵会長(65)は「イチゴの包み方や生地とあんとのバランスなど、見た目にこだわった一品。素材にこだわった味とともに"映える"華やかな色合いを楽しんでもらいたい」と話している。