大町市南部包括支援センター職員によるユニット「スマイルダンサーズ」

JA大北
各公民館で行われているそば切り音頭普及活動
各公民館で行われているそば切り音頭普及活動

JA大北が大町市から業務を受託して運営する同市南部地域包括支援センターは、昨年10月に同支援センターの職員により発足した「スマイルダンサーズ」による介護予防体操「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン」の上映会を、同支援センターが管轄する同市社・常盤地区の公民館などで行い、地域の活性化につなげている。
同支援センターでは昨年度、地域の課題解決や生活しやすい地域づくりに向けて日々活動している、社・常盤地区の支え合い協議体と協力し、地域交流の促進を目的としたイベントを開催した際、同イベントを盛り上げるために、「スマイルダンサーズ」を発足。介護予防体操として、「信州そば切り音頭」(浅野たくみさん作詞、吉良健一朗さん作曲)をアレンジした「信州そば切り音頭~骨こつ南部包括バージョン~」を披露した。そして、今年は新型コロナウイルスの影響でイベントも開催が出来なくなり、地域全体としても自粛傾向が続く中で、各家庭で踊り、少しでも体を動かしてほしいという思いから、第一弾として5月に動画投稿サイト「ユーチューブ」に踊りをアップロード。その後も地域一体となって、地域に笑顔を取り戻そうと、「絆づくりプロジェクト」を計画し、地域のサロンや体操教室などと協力して、みんなでそば切り音頭を踊った動画もユーチューブに投稿した。
そして10月からは介護予防事業の一環として、本格的に各公民館などをまわり、そば切り音頭の普及活動を開始。12月中を目途に全16会場にて上映会を行う。上映後には、スマイルダンサーズと一緒に踊る。参加した地域住民らは、そば切り音頭のリズムに乗りながら、笑顔で楽しんで踊っていた。
また、「スマイルダンサーズ」によるそば切り音頭は、厚生労働省特設Webサイト「地域がいきいき集まろう!通いの場」内「ご当地体操」にも掲載予定のほか、同市の推薦もあり、長野県が展開する健康づくり県民運動「信州ACEプロジェクト」の「しあわせ信州ご当地体操ビデオコンテスト」にもエントリーしており、現在、同実行委員会のユーチューブのチャンネルにもアップロードされている。
活動の幅が広がっていくなか、同支援センターの田中昌子所長(同JAふれあい課福祉担当課長)は「地域活性化のため、今後も活発に活動していければ」と意気込みを話している。

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