JAグリーン長野では、JA組合員やその家族を対象に、「組合員健康企画」を開催し、運動の習慣化や健康的な食生活につなげ、組合員の健康増進をめざしている。新型コロナウイルス感染症対策で多人数を集める開催方法や会場等への対応など催行に苦慮する中で、月1回から2ヵ月に1回の開催で、1回あたりの人数を制限し、屋外でできる内容やソーシャルディスタンスを確保してできる内容を抽出。中でも今年度は「ノルディックウォーキング」開催に力を入れている。全日本ノルディックウォーク連盟公認講師が指導。初挑戦の参加者に合わせて、毎回、ノルディックウォーキングの運動効果、ポールの持ち方や準備運動など、基礎から伝授するとともに、ノルディック前後の歩幅や歩行速度の測定を行って、運動効果の確認とこれによる意欲の増大をはかっている。
今年4回目の講座を11月13日に長野市篠ノ井の南長野運動公園で開き、初挑戦2人を含む11人が参加した。講義では、山口由喜夫公認講師がノルディックウォーキングを実演しながら基礎知識・ポイントを説明した。また、参加者全員が愛称を胸に貼り付け、愛称で互いを呼び合い交流し、運動の仲間づくりにつなげた。参加者からは、「初めて知ったことも多くて、やる気につながった」「この企画をきっかけとして、習慣化していきたい」との感想が寄せられた。企画担当職員は「組合員のみなさんの健康管理に役立ててもらうことはもちろん、コロナでなかなか人と会うことも難しいなかで、少しでも交流や新しい仲間づくりのきっかけになれば嬉しい」と話している。JAでは12月にノルディック、1月には軽運動教室を検討するほか、自主的な活動の促進、また、経験別の開講も検討し、JAをきっかけや拠り所にした組合員活動の活性化につなげる考えだ。