秋の風物詩「大根すだれ」一斉に

JA信州諏訪
大根を井桁状に干す組合員
大根を井桁状に干す組合員

諏訪市豊田上野地区特産の上野大根「諏訪湖姫」の天日干しが11月4日、同地区内で本格化し、上野大根加工組合の関係者13人が白く輝く大根を1本ずつ紐で吊るす作業を行った。
例年通り8月下旬から種まきを行い、10月末から収穫を開始した。今年は約1万4000本を漬け込む予定で、4日はこのうち約1万2000本を干した。
午前中にダイコンを加工場に持ち込み、専用の機械で泥を落としきれいにした後、ハウスまで運び効果的に乾燥させるため、風通しと日当たりを考え、大根を井桁状に干した。上から見ると「井」の字になるのが特徴。ビニールハウスには数多くの大根が吊るされ、今年も秋の風物詩「大根すだれ」がお目見えした。
同組合の笠原正夫組合長(70)によると「やや小ぶりなものの胴割れは少なく、上々の品質です。毎年、上野大根を心待ちにしている皆さんが大勢いる。心を込めて作りたい」と話した。

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