シャキシャキ食感味わって 「吉蔵ネギ」収穫

JAあづみ
「吉蔵ネギ」を収穫する部員ら
「吉蔵ネギ」を収穫する部員ら

JAあづみ女性部穂高支部は5日、安曇野市穂高の約8アールの畑で「吉蔵ネギ」の収穫を行った。女性部員やJA職員ら約30人が長さ70センチほどに成長したネギを、根元から丁寧に引き抜いた。ネギ栽培は、部員同士の交流を兼ねて18年前から続いている。
「吉蔵ネギ」は、軟白部の長さが40センチで太さ2.5センチ。肉質は柔らかく耐病性に強いため非常に栽培しやすい。煮ても焼いてもおいしく、甘みがありシャキシャキとして歯ざわりが特徴。
同畑には4月下旬に約1万本の苗を植えた。部員らは収穫までの約半年間、草取りや追肥、土寄せ、消毒などを行い大切に育ててきた。
今年は7月の長雨や8月の高温、乾燥により生育状況が心配されたものの例年並みの収量を確保した。
同支部ネギ部長の浅川寿美子さんは「今年は天候不順により、生育が難しい年だったが、部員らの協力により品のいいネギを収穫できた。シャキシャキとした食感を多くの消費者に味わってもらいたい」と話した。
収穫したネギは、3キロずつ1束にし、泥を落とさないよう紐で縛った。7日に同JA穂高支所で開催された「吉蔵ネギ・新米・りんご販売会」で、1束500円(税込み)で販売され約600束、30万円を売り上げた。

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