米飯給食全て切り替え、「風の村米だより」導入セレモニー

JA上伊那
島尻校長(右2人目)と生産代表者
島尻校長(右2人目)と生産代表者

南箕輪村は11月4日、村内小中学校3校の学校給食で提供する米飯すべてを村内産コシヒカリの独自ブランド米「風の村米だより」に切り替えた。
同日、切り替えを記念し、南箕輪村の南部小学校で行われた導入セレモニーでは生産者から島尻理恵子校長へ「風の村米だより」が手渡された。
「風の村米だより」は、同村の(農)まっくんファームを中心に、信州大学農学部、上伊那農業高校、JA上伊那、同村役場などが協力し、地域全体で栽培と販売促進に取り組んでいる独自ブランド米。肥料は鶏ふんと米ぬかを原料とした有機肥料を使用し、病害虫防除や除草に使う農薬は、県の基準より5割削減した6成分以内に使用を制限。安全安心な減農薬栽培を徹底している。また、同米は東洋ライス(株)が独自の精米技術で栄養価の高い金芽米へと加工し、児童へ提供される。
セレモニーで原茂樹副村長は「おいしさと栄養の両方を兼ね備えた村のお米を子どもたちに食べてもらえる。村の恵みを体に取り込んで成長してほしい」とあいさつ。清水閣成教育長も「子どもたちへの地産地消や食育を大事にしていきたい」と話した。
「風の村米だより」はJA上伊那直売所「ファマーズあじ~な」や道の駅大芝高原「味工房」でも販売している。

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