蜜入り、食味も良好 サンふじ初出荷

JAみなみ信州
目視による選果作業
目視による選果作業

JAみなみ信州は6日、共撰で扱う管内産リンゴの締めくくりとなる、サンふじの選果を始めた。昨年より2日早い開始となった。
松川町の松川インター選果場では飯田市や下條村、豊丘村、喬木村の生産者から持ち込まれたコンテナ56個(1コンテナ15kg)を選果し、JA3直売所へ出荷した。
飯田・下伊那地域の気候は、年間平均気温が12、13度で昼夜の寒暖差が大きいため、甘くておいしいサンふじができる。全国にもファンが多い。
JA営農部によると、今年は7月の長雨と8月の干ばつにより病害虫の被害が一部の園地で発生したが、JA全体では蜜入りや食味も良好で糖度も15から16度ほどと高めで推移している。
昨年より8,700ケース増の62,000ケース(1ケース10キロ)を見込んでいる。
サンふじの選果は20日ごろに最盛期を迎え、12月中旬まで続く。
JA営農部リンゴチーフの宮嶋天係長は「出荷された果実は例年より若干の小玉傾向ですが、着色も良くおいしいリンゴに仕上がっています。全国にみなみ信州産のサンふじを楽しみにしてい方がいるので、少しでも多くJA出荷をしてもらうよう生産者の方にもお願いします」と話した。
同JAでは一昨年まで規格品と規格外品を分けることを生産者に依頼してきたが、昨年度からは出荷規格を一本化しJA出荷への取組み強化を行っている。

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