松本市場でトップセールス 良質な「サンふじ」を消費者へ

JAあづみ
仲卸業者(右)に呼び掛ける千國組合長(左)
仲卸業者(右)に呼び掛ける千國組合長(左)

JAあづみは2日、松本市笹賀の松本市公設地方卸売市場でリンゴの主力品種「サンふじ」のトップセールスを行った。
市場関係者や仲卸業者、JA役職員ら約60人が参加。千國茂代表理事組合長は「本年度は一部地域でひょう害があったが、全般には天候に恵まれ高品質に仕上がっている。また、新型コロナウイルスにより地方と都会の接点が薄くなっている中、安曇野リンゴを産地市場から送る事で再び繋がってゆける様な販売を期待している」と話し、安曇野産リンゴを通じて産地間連携の再構築とより一層の消費拡大を呼び掛けた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試食品の提供などは行わなかったものの仲卸業者は見た目や生育状況、糖度などをJA職員に質問し品質を確かめた。
初日となるこの日は地元市場で850箱(1箱=10キロ)が買い付けられた。今後、県内の量販店を中心に贈答用(ギフト)として12月中旬まで販売される予定だ。
また、首都圏や関西方面にも出荷され最上級の品質を誇る特秀(28玉=10キロ)を3万円で買い付ける仲卸業者もあった。
市場関係者は「安曇野産のサンふじリンゴでなければダメという消費者の声が多く届いている。県内一大産地としてギフトなど需要に応えるため収量出荷をお願いしたい」と話した。

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