JA長野八ヶ岳小海支所では、1支所1協同活動の一環として食育事業を支援する、小海町の小海小学校で10月30日に5年生児童と支所職員4名が参加して脱穀作業を行った。
小海支所の新津正幸支所長は「皆さんが刈り取った稲が乾燥したので、穂から籾をはなす作業をします。器具を使うのでケガをしないように気をつけてください」とあいさつ、支所担当職員から器具の使い方や注意点などに気を付けながら児童へ指導した。
脱穀作業は最初に割りばしを使い、児童全員が手作業で脱穀を体験した後、昔ながらの「千把扱き」「足踏み脱穀機」などを使用した。子どもたちは器具を使った作業に苦戦していた様子だったが、次第に取り扱いにも慣れ、足踏み脱穀機と千把扱きで手分けをして1束1束丁寧にはずした。約2時間掛けて脱穀を行ったが、疲れた様子も見せず「千把扱きで稲を引いた時の籾が外れる感触が気持ち良かった」などと楽しそうに話した。
今回の脱穀で収穫したもち米は、精米して11月19日に行われる収穫祭で餅にして、全校児童と保護者、これまでに作業に関わってきた関係者らに振る舞われる予定。