JA長野八ヶ岳野菜専門委員会は11月12日、南牧村のJA農業部会議室で令和2年度野菜販売反省会を開いた。反省会は例年、生産者や市場関係者、JAの販売担当者らが出席していたが、新型コロナウイルス感染症の予防対策実施により専門委員会の関係者を中心に46人が出席して行われた。
JA担当者から今年度の野菜生産販売の経過・実績と課題について報告されたほか、野菜生産販売の課題と提言として、契約や加工などの新型コロナウイルス感染症による影響や輸入量の増加、契約数量の変化、品質問題などについて説明をした。
販売結果については、天候不順の厳しい生産販売が続く中、出荷数量約1,950万ケースで前年対比97%、販売金額は約227億円で前年対比106.7%となり前年に引き続き8年連続で200億円を超える結果となった。
同委員会委員長で同JAの井出文人専務理事は「梅雨の長雨や夏の高温干ばつ、降雹など厳しい生産販売状況の中、生産者をはじめ販売関係者のご尽力により販売金額の計画目標を達成することができた。また次年度に向けて生産者の所得確保を第一に努めていきたい」と話した。