JA信州諏訪女性部は10月から11月にかけて、「諏訪湖1周トコてくhike(ハイク)」を開いている。爽やかな秋晴れの空の下、諏訪湖畔を気持ちよくハイキングする。
コロナ禍の影響で、女性部活動や講師別セミナー等が制限されている現在、部員同士の繋がりと健康の維持を目的に初めて企画した。
初回の10月14日、女性部員41人が参加。ハイキング前には、諏訪湖漁業協同組合の藤森重利さん(63)を講師に、生業の漁業や諏訪湖の生態系に関して学ぶ時間を設けた。藤森さんは「昔はワカサギ、コイ、フナ、タニシ、オイカワなどがたくさん獲れたが、湖岸工事や外来魚、温暖化などの影響で諏訪湖の漁獲量は減ってしまい、漁は貴重となっている」と説明。女性部員に「豊田処理場のあたりは、昔の諏訪湖のようすが復元されている。歩きながら注目してみてほしい」と呼びかけた。
午前10時頃、スタート地点「虹のホール諏訪湖」を出発。ゴミ拾いを行いながら、湖岸沿いを各々のペースで歩いた。約4km先のゴール「石彫公園」でゴミを回収し、解散した。
笠原長子部長は「初めての企画だったが、部員の皆さんがたくさん集まってくれてうれしく思う。諏訪湖1周をめざして楽しく歩きたい」と話した。
同活動は10月から11月の間、約4kmずつのコースに分けて全4回行い、諏訪湖1周16kmの踏破をめざす。