耕畜連携を強化 SGS20トン生産へ

JA佐久浅間
破砕もみに乳酸菌入りの水を加える
破砕もみに乳酸菌入りの水を加える

JA佐久浅間で、2015年から生産を始めた稲子実発酵飼料(SGS)の製造が最盛期を迎えている。JAでは耕畜連携による自給飼料の安定供給に向けた取り組みを強化し、20年度は昨年比5%増の約20トンの生産を目指す。
稲SGSは収穫したもみを粉砕して、乳酸菌入りの水を加え、密閉保存して約3カ月間発酵させた飼料。もみだけを飼料化することで高い栄養価が得られる。稲作と畜産の農家が連携することで、水田活用と飼料自給率向上が期待できるほか、原料が地元産で信頼できる点が好評だ。
作業は11月上旬から始まり、11月中旬まで続き、養鶏農家など20戸に年間を通して供給する。
同JAは、稲発酵粗飼料(WCS)と合わせて取り組みを強化し、耕畜連携による飼料の安定生産を進める方針だ。

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