農業マッチングアプリを利用した求人がスタート

JAみなみ信州
葉摘み作業の様子
葉摘み作業の様子

JAみなみ信州が10月15日から開始した農業バイト求人アプリ「daywork」で初めてとなるマッチングが成立し、20日に作業が行なわれた。
飯田市龍江でりんご栽培を行う吉澤剛さん(47)は、昨年まで同市のワーキングホリデーを利用し都会からの作業ボランティアを受け入れていたが、今年新型コロナの影響で人手不足になっていた。
吉澤さんは「必要な作業は時期を待ってはくれないので、このアプリで働き手が見つかり助かった」と安堵した表情を見せた。
この日吉澤さんはリンゴの葉摘み作業に2人を求人募集。SNSの同アプリ広告を見た平谷村と岐阜県恵那市の共に20代の女性が申請しマッチングが成立した。
恵那市の自然農法の農家宅でもアルバイトする女性は「リンゴ栽培にも興味があり応募してみました。葉摘み作業は楽しい」と話した。
同JA営農部によると、10月30日現在アプリの登録生産者は24人で、そのうち実際の利用者6人で募集総数30人に対し25人が成立(マッチング率83%)となっている。
これから予定する11月の募集総数84人に対しすでに63人が成立し、好調に滑り出している。
同営農部で事務局の牧嶋真知子主任は「休日の募集はほぼ100%の成立で平日についても高いマッチング率になりそうです。生産者にも求職者にも利便性の高いアプリなので、広く普及できるようにPRしていきたい」と手応えを語った。

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