ユーカリの出荷が本格化

JAグリーン長野
ユーカリの出荷規格など説明する営農技術員
ユーカリの出荷規格など説明する営農技術員

JAグリーン長野花き部会で、「ユーカリ」の出荷が本格化した。ユーカリは永年作物で、他の品目に比べて管理の手間がかからず低コスト、収穫出荷時期も他品目と重ならず、有害鳥獣被害にも遭いにくい品目として、花き部会員や新規栽培者への推奨品目、また、耕作放棄地対策にも有効として積極的に推進。今季は、花き初栽培者らを含め、75戸(前年110%)が出荷に取り組み、200,000本出荷が目標。さらなる産地拡大をはかる。
本格出荷に合わせて長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで10月22日・23日、目揃い会を開催。22日には花き初出荷者含む35人が出席し、販売情勢や出荷規格、荷造りの方法などを確認した。営農技術員は、販売情勢について、アレンジメント商材やブライダル需要等が安定的にあり、新型コロナウイルスによる極端な落ち込みはなく、安定的な価格で取引されていることを報告。今後の年末年始のイベント需要等も含め、個々のタイミングに合わせ出荷するよう要請した。また、花き出荷初心者に向けて「切り前」「水上げ」と言った用語の意味も織り交ぜながら出荷規格を説明。他産地でもユーカリ栽培出荷が定着していることから、出荷者全員で「産地力」を高めるため、品質を重視した出荷に向け、見栄えや「自身が買いたいと思うもの」を念頭に置いて荷造りをすることを申し合わせた。山本正宏花木専門部長は、「品質の安定したユーカリ出荷をみんなで目指そう」と呼びかけた。
同専門部では、10月から3月にかけ、需要や個々の作業のタイミングに合わせて出荷する予定。11月末には中間でも目揃い会を開き、品質を合わせ、市場・取引先の評価の向上、産地力向上をめざしてく考え。

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