伊賀良保育園 さつまいも収穫

JAみなみ信州
大きなイモに喜ぶ園児
大きなイモに喜ぶ園児

飯田市大瀬木の伊賀良保育園(社会福祉法人笠松会)園児103名は21日、同園近くの畑で5月に植え付けたさつまいもの収穫を行った。
JAみなみ信州青年部伊賀良支部が食育活動の一環として毎年取り組んでいる。
この日、同青年部5名と同JA営農職員1名、同園園長が事前につるを取り除き、園児が芋を掘り出しやすいよう、土をおこす作業を行った。
園児はクラスごと順に畑に入り、同部員から「おいもが少し見えているけど、途中で折れちゃわないようにもっとたくさん掘ってください」と教わった。
最初は手につく土を気にしていた園児もいたが、さつまいもが見えてくると「わー、あったあった」と目を輝かせ、周りの友達に教え、夢中でさつまいもを掘り出した。
小さないもを堀り出した園児は「これはまだ赤ちゃんだからしまっておいてあげる」と元の場所に戻し、土を被せる優しさも見せた。
同園の渋谷章二園長は「土が手についてしまって、いやだと感じた子供がいてもいい。私たち大人は結果を求めるのではなく、いろいろな体験をさせてあげることが大切。経験したことが、少しでもこれから先に生かされていく」と話した。
同JA青年部の木下義隆支部長は「食育事業はとても大切なことだと考えている。子供たちが農業に面白さを感じ、いつかこの中から農業の後継者が生まれれば最高です」と語った。
この日植えたさつまいもは、園児らが家に持ち帰ったり、園で給食に使用したり焼き芋大会を行う予定。

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