JA長野八ヶ岳管内で、5月に各牧場で放牧された牛たちを冬に備えて牧場を下り各々の畜産農家の元へ戻す「下牧」が10月に行われた。8月の冷夏により牛たちの体調が心配されたが、広い牧草地でしっかりと餌を食べており、牛たちの毛並みもツヤツヤで健康そのものだった。
10月8日に南牧村の海ノ口牧場で17頭、10月15、16日に小海町の千代里牧場で67頭が下牧し、入牧時は移送トラックから元気に飛び出していった牛たちが、牧場から離れることを察してトラックに乗り込むことを嫌がる牛が多く、座り込んでしまう牛もいた。どの牛も自然豊かでのびのびとした環境で夏を過ごしたことで一段とたくましくなり、これから出産を迎える牛たちは元気な子牛を生んでくれる。このほかにも管内各牧場で下牧が行われ、10月中にはすべての牧場で下牧が終わる予定となっている。