リンゴ「シナノゴールド」出荷始まる

JAグリーン長野
選果基準を確認する職員
選果基準を確認する職員

JAグリーン長野は、リンゴ「シナノゴールド」の選果を10月20日からスタートした。温度低下しているものの、昼夜の寒暖差がやや少なく、生育が停滞気味。昨年より2日ほど遅れている。玉肥大は順調で、収穫の目安となる地色も抜けはじめている。糖度の上昇と酸味抜けが相まって、食味よく仕上がってきている。りんご部会各支部では15日から19日にかけて講習会を開き、収穫のタイミングや、市場出荷向けと家庭用消費向けの一次選果のポイントなど目合わせを行い、品質を揃えた出荷で手取り向上を目指している。
長野市篠ノ井の西部青果物流通センターでは、同日朝、選果を前に選果担当者とJA営農技術員が目合わせを行い、選果基準を確認。外観上のサビ・キズの程度、地色の抜け具合、果形など、それぞれの着眼点を営農技術員が説明した。選果開始後には、営農技術員が実際に選果された等階級ごと区分された果実を見て選果精度を確かめ、目合わせした通りに作業が順調に進んでいることを確認した。
生産販売部販売担当者によると、りんご3兄弟の「秋映」「シナノスイート」の出荷も終盤に向かい、3兄弟の最終となる「シナノゴールド」については、市場からはセット販売等への要望もあり、今後の販売に期待を寄せている。JAでは約28,000ケース(1ケース=10kg)の出荷を見込み、地元・中京市場を中心に関東、関西方面の重点取引市場へと出荷。11月上中旬に始まる主力の「サンふじ」にバトンをつなぐ。

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