JAながのと長野県長野農業農村支援センターは10月10日、長野市内で「千曲・坂城トルコギキョウ栽培セミナー」の第4回目講義「産地見学会」を開講した。トルコギキョウ栽培の基礎知識を学ぶセミナーで、今年度は6月~11月まで全5回の講義を開く。新規生産者の確保と育成に取り組み、産地の再構築をめざしている。
トルコギキョウは、冠婚葬祭など年間を通して需要の高まりがあり、JAが力を入れて振興している花き品目の一つだが、生産者の高齢化などに伴い、栽培面積の減少が課題となっている。そこで、出荷販売を目的として栽培を検討している人を対象に、セミナーを開催している。
「産地見学会」には千曲市や長野市から、生産、出荷を検討している農家など6人が参加した。長野市内の生産者の栽培ハウスで、トルコギキョウの特徴や生産量、栽培管理方法、栽培の魅力などについて説明を受けた。
11月の講義で今期のセミナーは終了する。その後は、JAの営農技術員が中心となり栽培のサポートを継続する。