魅力あるトルコギキョウ栽培に挑戦しませんか

JAグリーン長野
生産者が栽培の魅力を伝える
生産者が栽培の魅力を伝える

JAグリーン長野は、長野農業農村支援センターと10月10日、「トルコギキョウ見学会」を開いた。農業に興味を持つ人や、トルコギキョウ栽培を検討する長野市民やJA組合員を対象に、市の広報やJA広報誌などで募集。見学希望者11人のほか、JAながのちくまブロックのトルコギキョウセミナー参加者らが、同市稲里町のトルコギキョウ生産者のビニールハウスを訪れた。
現地では、トルコギキョウ栽培の特徴、花の販売情勢、必要な資材などを、支援センター普及員、JA全農長野、JA営農技術員が順に説明。ブライダルのほか、新型コロナウイルスによる販売環境の変化で、家庭内需要・消費も伸び、販売単価が安定していること、また、栽培用にはビニールハウスが必須だが、空きハウス・ほ場の案内、資材費の助成等を行っていることを伝えた。また、ほ場主で就農5年目となる曽川とし子さんが、「農業未経験から花を作りたいと、ほ場を借りてビニールハウスを新設し、トルコギキョウに取り組み始めたこと」「不明な点は、都度JA営農技術員に指導を仰いだこと」「他の生産者の技術や生育状況を知り得てスキルアップにつなげるほ場巡回があり、手本となる生産者の意見を聞けること」などの体験を発表。「トルコギキョウ栽培の難易度は★5つで生産者の先輩方が"毎年1年生"と仰っしゃるように難しさを実感しているけれど、収穫できるときの体験は何よりも嬉しく、苦労した分だけの販売にもつながっている」と話し、栽培への挑戦を薦めた。
話の後、ほ場内を自由に見学。導入に前向きな生産者は「施設などの初期投資のハードルが高いが、花をつける姿も含めて非常に魅力的。」と話した。また別の参加者は「施設が必要なことを知らなかったので、自分には栽培が難しいと思ったが、現場のご苦労を聞くことが出来てよかった。ぜひ購入して、家に飾って雰囲気を味わいたい」と話した。
営農部塩野宏昭営農技術員は、「施設等が必要だが、管内は過去から栽培される産地として、需要もまだまだ伸びるので、ぜひ栽培してもらいたい」と挨拶。JAと農業農村支援センターは、今回の見学者から希望を募り、新規に導入を検討する者に向け、定期的にセミナーを開く考えだ。

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