現地検討会でクイーンルージュの房型や着色を確認する生産者
JAながのと長野県北信農業農村支援センターは10月6日、中野市上今井のブドウ園で、県オリジナルブドウ新品種「長果G11」(クイーンルージュ)の現地検討会を開いた。JAみゆきぶどう部会員20人が参加し、クイーンルージュの特性や生育状況、出荷時の注意点などを確認した。
クイーンルージュは長野県が登録した商標。知的財産保護のため出荷時のラベル表示について名称表示方法などの基準を厳守するよう呼びかけた。果皮色は赤~赤紫色で、サンプルの果実の写真をもとに出荷規格の目標色を示した。糖度が20%程度で甘味が強く、甘みの強い果物が好まれるアジアなど海外向けの期待も大きい。
JAは、組合員へ苗木を供給しているほか、営農技術員による栽培技術指導などを行い、早期産地化をめざしている。