園児の稲刈り作業

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懸命に稲刈りする園児

JAみなみ信州と飯田市の川路保育園は6日、同市川路の4アールの田で、稲刈りをした。
年少から年長までの園児39人が参加し、保育士、保護者と地元農家、JA職員と共に刈り取りや、はざ掛けを体験した。
16年目を迎えた同園の米作りは、JAの食育事業の一環として行われている。
初年度から地元農家の関島晟さん(74)が協力し田を管理している。
園児は5月に田植えをし、稲の成長を見守ってきた。
年長園児と大人が稲刈りし、年中・年少園児が稲を運び、はざ掛けをした。
保護者にも参加を呼び掛け、両親、祖父母ら9人が作業に加わった。
関島さんは「子供たちの声が響くと地域が元気になる。毎年行っているが、稲刈りを迎えたことが今年は一段と嬉しく感じ、本当にできてよかった」と話した。
参加した保護者は「鎌を使う子どもに怖い気持ちも多少ありますが、力強く作業する様子を見ると成長を感じます。一緒に作業ができて楽しい」と話しました。
同園の秋山真生子園長は「園児はこの日を楽しみに散歩しながら観察してきました。直接稲や鎌に触れることは大切な経験になります。収獲したお米を食べることを楽しみにみんなで待ちたいです」と話した。
収獲した米は同園で使用するほか、マリ共和国の食料飢餓に苦しむ子供たちの支援にも送る予定。

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