稲の束ね方を説明する青壮年部員
JAグリーン長野青壮年部松代支部は10月7日、長野市立豊栄小学校(長野市松代町)と「稲刈」をした。支部では、1年を通じ、5学年児童の米作りに協力。児童13人と部員5人、保護者ら地元住民が参加し、6月に田植えした約4アールの田の稲の成長を感じながら手刈りした。
作業を前に、青壮年部員が作業の進め方として、鎌の扱い方や株をまとめて結ぶコツなどを説明。児童と大人が3人一組で、刈って株を集める者と、株を結ぶ者とに作業を分担し、黙々と作業を進めた。「ちゃんと稲が育ってて、(株に)太いのや細いのがあって、切るのが大変」と話す児童に対し、他の児童が「私が変わるよ」など声をかけ合っているなど、見事な連携協力も披露。児童の活躍に青壮年部員や保護者ら大人は感心の声を寄せていた。北澤篤史支部長は、「新型コロナウイルスで普段通りの勉強や作業が出来ないなかで、ここまで立派に育ててくれて嬉しい」と話した。約10日後を目安に、脱穀作業もサポートする予定だ。
松代支部では、同日午後、長野市立東条小学校(同市同町)5学年児童に対してコンバインを使った稲刈りを披露。部員の一人は「コロナの影響で、稲刈り体験を一緒に出来ないのは残念だが、現代の農業手法の一つを見学して、農業でも大きな機械が使われていることなどを知ってもらえれば嬉しい」と話した。