稲刈りから脱穀までを体験

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脱穀をサポート

JAグリーン長野青壮年部塩崎支部は10月6日、長野市立塩崎小学校の稲刈・脱穀作業を指導した。学校の依頼のもと、毎年田植えから稲刈りまで1年を通じて5学年児童の米作りをサポートするが、今年は、新型コロナウイルスの影響により学校側が企画そのものを見送った。学校では「バケツ稲」に挑戦し米作りへの学びを深め、昨今の状況から、稲刈りだけでも体験ができるよう、コロナ対策をしながら、総合的な学習の時間を使って稲刈・脱穀を体験した。
田は農事組合法人ゴトーファームの長野市塩崎の田約7アール。青壮年部員6人とJA職員が、児童44人に、稲刈の方法をはじめ、鎌の使い方、はぜ掛けの意味などを説明。児童は、クラスごとに田の両端に向き合うようにして並び、手刈りで稲を刈り始めた。青壮年部部員は児童の間で稲わらを結んだり、結ぶひもの準備、はぜ掛けをサポートした。時折、児童は、コオロギやカマキリ、カエルなどを捕まえ、自然の生き物との触れ合いも含めて、「楽しい」「うまく鎌が使えるようになった」など、全身で農業を楽しんでいた。岸田光生支部長は「農業が、人が生きていく上で大切な"食"を支えていることを体験をしながら知ってもらいたい」と話すとともに、「どんな仕事も大変なことが多いなかで、農業も作業負担があるけれど、虫を捕る楽しみも含めて、農業の"楽しさ"を感じてもらいたい」と話した。
作業では、授業時間の都合に合わせ、稲刈り・はぜかけのほか、はぜ掛けした稲束をすぐに脱穀機にかけ、一連の作業を体験した。

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