児童が地域の農業を学ぶ、開田高原のハクサイ畑見学とニンジン収穫体験

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ハクサイ畑で児童に説明する古畑支所長(上松小)

JA木曽では、未来を担う子どもたちが直接土とふれあい、野菜や花が育つしくみや様子を現場で確かめることで農業の大切さを知り、関心を持ってもらう食農教育の取り組みをすすめ、地域農業の維持と継続への応援を行っている。
小学校3年生の社会科授業の一環でJAの主力野菜である「御嶽はくさい」の産地の一つ、木曽町開田高原西野に社会見学として、9月24日は上松町の上松小学校(児童数20人)、10月1日に木曽町の福島小学校(児童数2クラス計37人)が訪れ、ハクサイ畑やJA野菜集荷施設の開田予冷庫の見学、ニンジンの収穫体験をした。
両校はJA開田支所の古畑貴史支所長の案内で、ハクサイ農家・村仲孝さんの広い畑を訪れた。児童は収穫作業しているハクサイ畑の前で、古畑支所長より開田高原で作っている農作物の種類やハクサイの栽培方法や収穫などについての説明を受けた。
教室での事前学習で用意した質問を児童は積極的に手を挙げて質問した。「水やりはどうしているのですか」「種をまいた後は何をするのですか」「ハクサイ作りで工夫していることは何ですか」などたくさんの質問をした。
ハクサイ畑の見学後、JAが栽培しているニンジンの収穫体験を行い、持ち帰りとして一人3本ずつ抜いた。最後に開田予冷庫を見学した。とれたばかりのハクサイを生で試食し、児童は「甘くておいしい」と楽しそうに食べた。
見学の終わりに古畑支所長が児童に「ハクサイや米、ほかの野菜も農家の方が一生懸命に育てて作ったものなので、食べるものは好き嫌いなく大切に食べて」と呼びかけた。
今回の社会見学で世話になったハクサイ農家の村仲さんからは、後日児童の給食の食材にと両校にハクサイを各5ケース(1ケース15キロ)寄贈しました。村仲さんは「新鮮で甘い御嶽はくさいを味わって食べてもらえたらうれしい」と話していました。

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