防災食を作ってみよう

「防災食を作ってみよう」の画像
防災食を学ぶ部員

部員相互の交流を深めようとJA中野市女性部は10月1日、市内吉田地区のJA農産加工センターで「家の光料理教室」を開いた。講習会は、新型コロナウイルス感染症の防止策として、3密を回避するため、午前と午後の部に分かれて実施。部員31人が参加した。
料理教室は「防災食を作ってみよう」と題し、もしもに備える災害食レシピを学んだ。近年各地で自然災害が多発していることを踏まえ、全てのライフラインが止まった時でも、カセットこんろとガスボンベ、高密度ポリエチレン製のポリ袋と水の備蓄があれば、湯せんして温かい物が食べられる献立を実践した。講師には、当女性部の宮島美津子部長と、涌田恵美子副部長が務めた。日本人に欠かせない「ご飯」は、高密度ポリエチレン製のポリ袋に無洗米と水を入れ、空気を抜きながらねじり上げ、袋の上の方を結ぶ。ポリ袋に穴が開かないよう鍋底に皿を敷き三分の一の水を入れる。皿の上に材料を入れたポリ袋を置き、ふたをして火にかける。沸騰したら中火にして20分間加熱し、火を止めてふたをしたまま10分間蒸らすと、炊き立てのご飯が味わえる。このほか、味付け不要の「なめたけオムレツ」と、ホットケーキミックスを活用した「コーンパンケーキ」など4品を学んだ。
宮島部長は「昨年、千曲川が氾濫し、被害を被った部員もいたことから災害の怖さを目の当たりした。緊急時に対応できる知識を仲間と学ぶことで、絆もより深めることができた」と話した。

MENU