利用者の利便性向上を図る、金融移動店舗でピンパッド導入

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ピンパッドを使用し出金手続きをする利用者

JA上伊那金融部は、運行している金融移動店舗『かみま~る号』にキャッシュカード読取装置『ピンパッド』を導入した。ピンパッドの導入により、入出金時の印鑑と通帳が不要となり、キャッシュカードのみで入出金が可能となった。
同JAでは2019年からの長期構想・3カ年計画による機構改革で2020年3月末に、24支所のうち、9支所を閉所し移動店舗へ営業形態を変更。同時に14台のATMも削減した。閉所した支所には金融移動店舗『かみま~る号』が週1~2回巡回をしているが、同時にATMがなくなった支所も多く、組合員から「『かみま~る号』の窓口でキャッシュカードが使えるようになれば」との要望があった。金融部は組合員の声を第1に考え、長野県信用農業協同組合連合会(長野県信連)と協力し9月1日に導入した。
9月29日、箕輪町の旧東箕輪支所での営業では来店した利用者が、ピンパッドを使い、出金手続きを行った。
初めて使用したという利用者は「とても使いやすかった。印鑑や通帳などの貴重品を持ち歩かなくていいのはとても助かる」と笑顔で答えた。
同JA金融部鳥原秀夫部長は「今後もJA上伊那の金融事業を変わらずご利用いただくために常に組合員、利用者の声を聞き、希望、要望に応えていきたい」と話した。

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