品質も回復傾向、白ネギ収穫最盛期迎える

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作業場で皮むき等を行う社員ら

JA上伊那管内で白ネギの収穫が最盛期を迎えている。白ネギは同JAの野菜販売高が最も多い主要品目。機械化で労務軽減が図れることや収益性が高いことなどから、同JAでは白ネギの栽培を推進。産地化を目指し、担い手組織を中心に作付けを呼びかけている。今年は、延べ226戸が約46ヘクタールで栽培している。
同JAの協同会社㈱JA菜園(伊那市西箕輪)では9月24日、社員ら5人が経営する畑で掘り取り作業を行った。掘り取った白ネギは作業場に運ばれ、皮むきや選別、結束作業が行われた。現在は、JA菜園で出荷作業を行う『個人選別』と伊那野菜選果場で出荷作業を行う『共同選別』を交互に行い、日量で約300ケース(1ケース3kg)を出荷。全部で約31,400ケース(94万2千kg)の出荷を予定している。
JA菜園の伊藤治常務は「7月の梅雨と干ばつの影響で太さ、長さともに不足気味だったが、10月からは平年並みに戻ると思う。素晴らしい白ネギを出荷していく」と話した。
収穫は8月から12月にかけて行われ、9月から11月が最盛期となる。

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