地元青年部員が指導

「地元青年部員が指導」の画像
青年部員に教わりながら稲を刈る児童

JA松本ハイランド青年部松本南支部は9月29日、松本市内田地区にある明善小学校の学校田で、5年生へ手刈りによる稲刈りを指導した。コシヒカリが植えられた8アールの学校田で、66人の児童が青年部員の指導を受けながら慣れない鎌を使い1株1株慎重に刈り取った。
米作りは授業の一環として毎年5年生が実施しているが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響のため、学校田での児童による田植えなどの春の作業は行わなかった。代わりに地元の農事組合法人内田営農が栽培管理を行い、児童たちに稲刈りだけでも体験してもらおうと、青年部員らの呼びかけで実現したもの。同JA中山寿支所の職員も応援に参加した。
鎌を使っての手刈りはほとんどの児童が初体験。二人一組のペアになって1株ずつ刈り取り、10株まとめて麻ひもで1束にした。残りの稲はコンバインで収穫し、昔と今の稲刈りの違いを学習した。児童たちは「上手に刈れた」「稲刈りっておもしろい」と大満足。刈り取った稲は学校へ持ち帰り、天日干しした後、同小学校で保管している足踏み脱穀機で昔ながらの脱穀体験を行う予定。
同支部支部長の青木晴章さんは「児童たちは怖がらず田んぼに入り、楽しそうに刈り取っていた。良い経験になったと思う」と体験ができたことを喜んだ。

MENU