JAあづみ創立55周年企画「安曇野の農業を守り つなぐ農業者のつどい」開催

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金賞の褒賞を受ける西村さん(左)と審査委員長の河崎さん(右)

JAあづみと同農政協議会は3日、安曇野市豊科の安曇野スイス村サンモリッツで同JA創立55周年を記念した「安曇野の農業を守り、つなぐ農業者のつどい」を開いた。
農家組合(くみあい会)長や農政協議会委員、関係組織、JA役職員ら約150人が参加し、8月上旬に選考した「55年目の発掘と褒賞~安曇野の大地への愛と誇りを~」の受賞者とそれぞれの推薦者計6名を表彰した。
主催者である千國茂代表理事組合長は冒頭のあいさつで「この褒賞を機に、さらなる高みを目指し安曇野の農業をけん引していってほしい。この企画は今年度で終わるわけではなく令和4年度まで続く。その間、新たな農業人の発掘に注力し安曇野の地に発信していきたい」と述べた。
審査委員長を務めた映画監督の河崎義祐さん(84)から「研究開発部門(金賞)」の西村方孝さん(69)、「後継者部門(殊勲賞)」の塚田耕一さん(35)、「新規就農者部門(敢闘賞)」の野口雄貴さん(34)に賞状と記念品が、それぞれの推薦者3名には記念品が贈られた。
また3名の受賞者による「受賞者発表」も行われ、金賞を受賞した西村さんは、今までの自身の取り組みを振り返りつつ「夏秋いちごの栽培に関わった多くの人達の協力、理解、知識、考え方などが評価されての受賞と受け止めている。今後は確立した技術がJAあづみの販売戦略の一助なるよう普及に尽力したい」と感謝を表した。
この「55年目の発掘と褒賞」は本年度から令和4年度までの3年間、毎年予定しており同JAでは次世代を見据えた農業振興や新規就農のきっかけとなればと期待を寄せる。
また、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏による「コロナでわかった都会の問題と、田園の安心安全」の講演が行われ、参加者は身近でタイムリーな話題に熱心に最後まで耳を傾けた。

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