JAみなみ信州女性組織連絡会は、12日飯田市鼎のJA本所でJA常勤役員との懇談会を開いた。
同JA常勤役員4人、女性部役員20人、フレッシュミズ3人、果樹婦人部役員2人が出席した。
同懇談会は、各組織の取り組みを直接常勤に話し課題を共有することや、JA運営への要望や意見を伝える貴重な場として毎年開催している。
この日、出席者は今年度様々な制限の中各地区で行ってきた取り組みを発表し、心の拠り所になっている組織活動の大切さを役員に伝えた。
参加者からは来春に控える事業所の集約に触れ「これまで続けてきている子供達への食育活動はぜひ継続できるようにお願いします」「施設を地域住民が利用でいないか」など意見や要望が出された。
10月から始まる一日農業バイトアプリ「daywork」についてフレミズの出席者は「子育て中の方も農作業を手伝いたいという人がいますが経験のない方もいます。農家さんにはやさしい指導をお願いします。とてもいい取り組みなので、長く手伝えるような関係ができたらうれしいです」と若い女性ならではの意見があった。
昨年の同懇談会でも「農繁期の人を頼みたいときにすぐ紹介してもらえる制度を作ってほしい」と要望があった。
寺沢寿男組合長は「コロナ過でも女性組織の皆さんが支部で様々な活動を始めていただきありがとうございます。人と人のつながり、地域の絆づくりは大切なことですので、ぜひこれからの組織活動も引き続きお願いします」と感謝し、「現在進めている支所運営の変更について地区の皆さんから厳しいご意見もいただいております。地域の農業基盤を守り地域貢献を果たしていくためにはJAを健全経営で10年20年維持し事業を進めなくてはなりませんが、皆様からのご意見、要望を聞かせてもらい、期待に応えられるようJAづくりを行っていきたい」と話した。
女性部の松澤みや子部長は「私たちの活動を知ってもらい、また要望を伝える機会が持て良かったです。これからもそれぞれの立場でJAに携われるよう活発な活動を行っていきたい」と話した。