種から育てた稲の収穫体験、豊田小学校5年生

JA信州諏訪
穂を垂れた稲を収穫する子どもたち
穂を垂れた稲を収穫する子どもたち

JA信州諏訪豊田支所と地元の農業・漁業関係者らでつくる団体「ファーマーズ」などが連携して支援する諏訪市の豊田小5年生の稲刈りが10月13日、学校近くの田んぼ(約7アール)で行われた。46人の児童がたわわに実った稲穂を刈り取り、秋晴れの空の下、気持ちよく汗を流した。
この日児童は、自分たちで種をまき、学校のベランダで育てたミヤコガネ約500株分を収穫。刈り取りの仕方や稲を束ねる方法を教わりながら、協力して1時間ほど作業。稲は学校に持ち帰り、アドバイスをもとに自分たちではぜかけをした。
作業を終えた5年2組の林すみれさん(11)は「家でやったことがあったけど、今日は友達と一緒にできたのでとても楽しかった。おはぎにして食べてみたい」と笑顔を見せた。
ファーマーズ代表の藤森一彦さん(73)は「コロナ禍の影響でできなかった体験もあったが、今日はじっくり稲刈りをさせてあげることができた。貴重な時間になったと思う」と話した。
同校の稲作体験は、同団体が10年以上にわたり、栽培指導や日々の管理などを支援してきた。藤森さんの働きかけにより、豊田支所の食農活動と連携し、今年で3年目となる。

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