JA信州諏訪女性部長地支部は10月、フードドライブの取組みを始めた。同支部長・副支部長が15日、岡谷市のJA長地支所で、集めた食材を県諏訪生活就労支援センター「まいさぽ信州諏訪」の担当者に受け渡した。
フードドライブは家庭で余っている食べ物を持ち寄り、それをまとめて地域の生活困窮者支援施設などに寄付する活動。同部全体では昨年から役員を中心に取組んでいるが、支部で独自に活動するのは初めて。
コロナ禍の影響で行事の中止が相次ぐなか、「地域のためにできることをしたい」と、支部長・副支部長、事務局で企画。部員や職員に協力を促し、同月1日に同支所窓口にフードドライブ用スペースを設けたところ、2週間でコメ、野菜、調味料、カップラーメン、パスタ、缶詰、衣類など段ボール約4箱分が集まった。
同センターの峯村千景さんは「とてもありがたい。1人でも多くの困っている方に届けたい」と感謝の
言葉を述べた。宮坂操支部長は「これまで、地域の人の役に立ちたいと思ってもその方法がわからなかったが、フードドライブという活動があることを知り、皆で協力して取り組むことができた。とても喜ばれたので、次の機会をつくりたい」と話していた。
同支部では今後も、フードドライブに取組む。