袋に地元野菜を詰める参加者
伊那市西箕輪の農家でつくる『みはらし観光農園』は、9月11日、JA上伊那や伊那市などが運営するはびろ農業公園『みはらしファーム』で個人客向けに野菜の詰め放題を開いた。
毎年団体ツアー客限定で行っているイベントで、詰め放題生産者組合を中心に地元農家が協力し多くの野菜を提供。今年もツアー客のため例年並みの作付けを行った。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によりツアー客が減少。少しでも多くのお客様に足を運んでもらい、地元農家が作った野菜をお得に食べてもらおうと、初めて個人客向けに詰め放題を企画した。
この日はナスやピーマン、玉ねぎなど10種類を用意。詰め放題参加者には消毒や検温、使い捨てのビニール手袋をつけてもらうなど感染対策にも努めた。
詰め放題を体験した客は「楽しかった。また来たい」と笑顔を見せた。
生産者組合の小林清人代表は「地元農家が丹精込めて作った新鮮な野菜が数多く揃っている。詰める楽しみを味わっていただき、家庭では野菜のおいしさを味わってほしい」と話した。
野菜の詰め放題は10月の中旬までの開催を予定している。時間は午前の部が10時~12時、午後の部が13~15時で価格は1袋600円。今後の日程は随時みはらしファームのホームページと伊那市有線放送でお知らせしていく。