品質向上に向けて花卉園芸品評会

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出品された花でにぎわう品評会会場

小海町・北相木村・南相木村花卉振興協議会は9月11日に小海町で第51回花卉園芸品評会を開いた。JA長野八ヶ岳も協賛しており、花卉園芸作物の品質向上と生産意欲の向上、産地の発展を目的に行われている。花卉生産者は、長く続いた梅雨や夏の猛暑の影響により品質管理に苦労する中、輪ギクやスプレーギクなどを中心とした自信作が計66点出品された。
同協議会や佐久農業改良普及センター、JA全農長野の担当者により、市場性を考慮しながら「花と草姿のバランス」や「病害虫の有無」などを基準に慎重に審査された。
花弁の伸び、花首の長さと全体のバランス、葉の大きさの均整が高く評価され、最高位となる特賞には、北相木村の井出洽治さんの輪菊「秀の灯穂」が選ばれた。井出さんは「新型コロナ感染症や7月の日照不足、8月の高温干ばつによる生育障害など、生産者にとって大変厳しい年となったが、その中で評価していただき賞を取れたことが嬉しい。これからの花づくりの励みにして生産に取り組みたい」と話した。

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