任命書を渡す千國茂組合長(左)と受け取る勝野課長代理(右)
JAあづみは27日、令和2年産米の初検査を前に安曇野市豊科のJA本所で農産物検査員の任命式を開いた。
JA職員ら16人が、千國茂組合長から辞令を受け取った。9月8日の初検査を皮切りに管内12カ所の検査場所で、米の検査に当たる予定だ。
検査員は、米・麦・大豆・ソバなどの農産物検査を行うことができる。米の検査では、整粒や品位、水分を見ながら等級をつけていく。
千國組合長は「公平・中立な立場で、検査員としてのプライドを持って検査にあたって欲しい」と激励した。
堀金地域営農センター課長代理で指導的検査員の勝野美孝さんは「業務規定に基づいて、適正な検査をするよう指導していきたい。生産者には適期刈り取りを呼び掛け、良質米を出荷できるようにしたい」と話した。
安曇野地方は県内有数の米どころで、25日には極早生「五百川」の刈り取りが始まった。今年は長雨の影響で生育が心配されたが「コシヒカリ」の収穫開始は平年並みを見込む。JAは令和2年産米で約21万俵(1俵60キロ)の集荷を計画している。