米づくりに情熱、経験が楽しさに

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米の生育状況を確認する小林さん

木島平村上木島の小林真也さん(30)は、父と共に水稲を18ヘクタール栽培している。「コシヒカリ」と長野県オリジナルの「風さやか」の2品種を栽培しており、9月20日頃から収穫が始まる。今年は、長雨の影響で稲の病害を懸念していたが、現在順調に生育している。
父が米づくりをする背中を見て育った小林さんは、大学に在学中、父の農業を手伝っている中で「卒業後は、地元で米づくりをしたい」と決心し、就農した。木島平村は、米の食味などを競う全国大会でも受賞者を多数輩出している良質な米の産地で、全国的に高い評価を得ている。この地で栽培する自信や喜びを胸に、日々取り組んでいる。
「就農以来、少しずつ経験を積む中で農業をする楽しさがますます出てきた。今後は、増産も視野に入れながら、しっかりとした品質の米をつくっていきたい」と話す。
小林さんは、JAながのみゆき青年部木島平支部に加入し、地元の子供たちに農業に触れてもらおうと、毎年、地元の保育園の園児とサツマイモを栽培している。植え付けから収穫を体験し、交流している。また、JA祭や木島平村民祭では、小林さんたち部員が出店し地域住民とふれあう機会も大切にしている。

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