収穫したトマトを抱える児童とその母親
JA上伊那美篶手良支所が美篶地区の公民館、青少年育成会、小学校、地域の農家と協力して、毎年開く食農教室「親子青空教室」が8月22日、開校した。
同地区の小学生の親子9家族28人や関係者など計60人が参加。公民館で開校式を行った後、同市美篶の渋谷豊さんの畑で加工用トマトの収穫体験を行った。
赤くなったトマトを見つけては親や友達と協力しながらもぎ取っていった。両手にいっぱいのトマトを抱えた児童は「いっぱい取れた。たくさんトマトがあって楽しい」と感想を話した。
この教室は2002年に開校し、19年目。例年は春から8~10回の教室を実施するが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から計画を見直し、今回、開校となった。
同支所の山岸哲夫支所長は「今年は田植えやサツマイモの植え付け等ができなかったが、せめて収穫だけでもと思い計画した。少しでも農業の楽しさや農家の大変さを知ってもらいたい」と話した。
同教室は月1回のペースで11月までの計4回を予定。サツマイモの収穫や、新たな取り組みとして、小松菜やホウレン草といった葉物野菜の種まきなどを計画している。