ジャガイモの種いもの植え方を指導する山田部長(左)
JAあづみは、23日安曇野市堀金烏川の圃場で農業体験講座「あぐりキッズスクール(野菜コース)」をスタートした。同スクールは次代を担う子どもたちに「食」と「農」の大切さを伝える事が目的。「野菜コース」は昨年新設され、植え付けから収穫、収穫した野菜を使った料理教室までを行う。
第1回目の講座には管内の小学3~6年生11人とその家族10人が参加し、ジャガイモの種いもの定植、大根、カブの種まき作業を行った。
参加者はJA職員から植え方や、種の撒き方のコツを教わりながら「土はどれくらい被せればいいのかな」「色々植えたいからスペース残しておいてね」と作業を楽しんだ。
圃場内には参加家族ごと約3メートルに渡りマルチを被せた栽培エリアを設け、大根やカブのほか好みの野菜を栽培してもらうよう呼び掛けた。収穫までの管理作業は、農作物の生育過程をみてもらうために原則、参加家族ごと時間を見つけて行う。
参加者は「普段、土に触れる事や農業作業をすることはほとんどない。職員の方が丁寧に教えて下さるので安心して作業できた。収穫までに色々聞きながら育てていきたい」と話した。
営農経済事業部の山田明男部長は「農業体験を通じて、普段何気なく食べているものが如何にして栽培され、収穫までにどんな苦労があるか知ってもらえたらありがたい」と話した。
講座は計3回。次回は11月中旬に収穫作業を行い、最終回は「安曇野スイス村ハイジの里」の食育ルームで収穫した野菜を使った料理や夏秋いちごを使ったデザート作りに挑戦する予定。