シナノリップ、初出荷迎える

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出荷規格を指導する丸山部会長(写真右)

JA中野市は8月19日、早生種りんご「シナノリップ」の出荷をスタートさせた。シナノリップは長野県果樹試験場が開発し、平成30年に品種登録された長野県オリジナル品種。甘味と酸味のバランスが良く、果汁が多くみずみずしいため、暑い夏にも食べやすい「夏りんご」として売り出されている。また、同じ早生品種の「つがる」に比べ、真夏の高温下でもしっかりと色づくことから、温暖化の影響を受けにくい品種であることも特長の一つだ。
初出荷が行われた高社共選所では、同JAりんご・もも部会の丸山清憲部会長が選果担当者に出荷規格を指導した。丸山部会長は「市場からは真っ赤なりんごを求める声が多いので、色づきのよいシナノリップには生産者も注目している。無事、出荷を迎えることができてうれしい」と語った。
同JAは平成28年からシナノリップの苗木養成事業を行い、生産振興に努めている。

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