構成員としてあいさつする下村常務
長野県や伊那市、JA上伊那から構成される共同事業体「露地野菜収穫作業自動化推進コンソーシアム」は8月7日、JA上伊那本所で第1回運営会議を開いた。JA関係者や市の職員ら28人が参加。設立にあたり組織の規約や事業計画などを承認した。
本事業体ではスマート農業プロジェクトの一環として、市から事業委託を受け、本年から3ヵ年でアスパラガスの自動収穫機の開発を目指す。
自動収穫機は収穫期を迎えたアスパラガスを自動で選別し、自走で収穫できるものを開発予定。熱がこもり暑くなるハウス内での作業や腰への負担軽減など省力化が期待できる。
同JAの協同会社(株)JA菜園が実験場として協力し、実用化を目指す。
(株)JA菜園の代表取締役社長を兼務するJAの下村篤営農経済担当常務は「アスパラガスの自動収穫は大きな農業振興になる。現地の対応には万全を期して臨んでいく」と決意した。