夏のマツタケ順調、秋の豊作に期待

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直売所ファーマーズあじ~なで販売された土用マツタケ

JA上伊那管内で「土用マツタケ」と呼ばれる夏のマツタケの出荷量が伸びている。土用マツタケとは、梅雨時期の気温の低下を秋と勘違いして発生するマツタケ。毎年7月から8月にかけて少量ながら出荷されている。
今年最初の市場出荷は7月9日。その後も定期的に出荷があり、7月中に8回約12Kgが市場出荷された。昨年は7月から8月の2ヶ月間で計3日、約400gだった為、今年はすでに昨年の30倍の出荷量となる。
JAの農産物直売所「ファーマーズあじ~な」でも7月28日に、今期初めての出荷があり、来店客の注目を集めている。
管内は全国でも有数のマツタケの産地だが、出荷量は不作だった2019年度は約1トン。その前年の2018年度は約6トンと変動が大きい。営農経済部園芸課松田孝之きのこ係長は「今年は長雨の影響から夏のマツタケが増えたと考えられる。秋の豊作にも期待したい」と話した。

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