三穂盛年の会食育事業 三穂保育園のそば蒔き

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そば蒔きをする園児たち

飯田市三穂地区の青年農業者らを中心に結成された三穂盛年の会は11日、同地区の三穂保育園のそば蒔き体験を行った。
同会は、仲間づくりや地域活性化を目的に、遊休農地の圃場を利用して同地区の三穂保育園や三穂小学校の児童らを対象に水稲やトウモロコシなど食育事業を行っている。この日行われたそば蒔き体験は初めての事業となり、同会が同保育園に声をかけて、「三穂保育園みんなのそばへプロジェクト」と銘打って実施した。
この日は、同会のメンバー4名と、同園の年中年長園児14名が同保育園付近の17アールの圃場でそばの実を蒔いた。園児らは、横一列に並びそばの実を足元に丁寧にまきながら畑の端から端へと進んだ。猛暑に配慮し短時間の作業であったが、園児らは初めてのそば蒔きを楽しんだ。
同園の小笠原久美子園長は「普段食べたことがあるそばの実を実際に蒔いて成長を見守っていくことは貴重な経験になります。また、収穫してそば打ちをするという楽しみが一つ増えて、盛年の会には感謝しています」と話した。
同会代表の木下清文さんは「そばは雑草に負けず元気に育ちます。そんな元気なそばを食べると元気になるかもしれないので、収穫を楽しみにしてください」と話した。
収穫ができる9月下旬には、ハーベスタによる収穫作業の見学やそば打ち体験を同会と同保育園が相談して計画中で、同保育園の食育行事が増える予定。

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