池田町初のワイナリー「DOMAINE HIROKI(ドメーヌヒロキ)」オープン

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現在販売されている自社ブランドワイン5種を紹介する同社の横山弘樹社長

長野県池田町は2018年3月に小規模ワイナリー(ワイン醸造所)を開業できる国の「ワイン特区」に認定され、ワインの地元産業化の動きが加速しており、町内の栽培面積も約26ヘクタールまで拡大している。その中で3月、池田町の農業生産法人「ヴィニョブル安曇野」が、町内で初となるワイナリー「DOMAINE HIROKI(ドメーヌヒロキ)」(ワイン醸造所)を同町渋田見地区に完成させ、オープンセレモニーを7月11日、12日に開いた。ワイナリーには売店も設けられ、同社ブランドのワインを購入したり、試飲を楽しむことができる。
同社は現在、町内の約5ヘクタールでワイン用ブドウを生産。シャルドネやメルローなど6品種を栽培している。収穫したワイン用ブドウは契約先である大手酒造会社への出荷を行っていたが、そのうち2ヘクタール分は自社醸造用に4年前より新たに栽培を開始。昨年より収穫したブドウを委託醸造し、初の自社ブランドワイン「DOMAINE HIROKI」3種と「高瀬川」2種の5種類が今年完成。ワイナリーに隣接している売店にて販売を行う。
同ワイナリーは新たな観光地としても期待されている。ワイナリーは北アルプスが綺麗に一望できる同町の「あづみの池田クラフトパーク」近くに位置し、付近にはワイン用ブドウ畑が広がる、町中心部を望むと、広範囲に渡って広がる田園風景を眺められる。同社の横山弘樹社長は「念願のワイナリー完成となった。周りから愛されるワイナリーを目指してこれからも頑張っていきたい」と話していた。
同社では9月上旬よりワイン用ブドウの収穫を始め、順次醸造作業に移る。今年は初の醸造ということもあり1万本の生産を予定する。

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