カラーミニトマトのパック詰めをする農業研修生
JAながのの農業関連子会社「ながの農花」は、今年からカラーミニトマトの栽培を本格導入した。長野市柳原の4棟のビニールハウス6アールで6品種を栽培し、社員や農業研修生らが収穫に汗を流している。5月26日から収穫をはじめ、11月下旬まで続く。県内の市場や長野市内のJA農産物直売所に出荷し、今年は3万パック(1パック=200グラム)をめざしている。
品種の色は、赤2種類と黄、紫、緑、オレンジの全6色。出荷規格は市場からの需要に応え、赤系を主体に彩り良く1パックに5色を詰め合わせる。
赤系の品種は「サマー千果」と「リトルジェムダブル」を栽培し、耐病性や等階級別収穫量・糖度などを調査している。ミニトマトは比較的栽培が容易で、軽量品目のため高齢者や女性でも取り組みやすいメリットがある。実証結果は秋冬期に組合員農家に技術情報を提供し、営農技術員が栽培をサポートする。
ながの農花は、地域貢献の一環で、子ども食堂へ規格外品のミニトマトなどの野菜を寄付する取り組みもしている。