プルーンの品質を確かめる担当者(7月27日、佐久市・JA青沼選果所で)
JA佐久浅間でプルーンの出荷が始まっている。JAはプルーンを果樹の重点生産品目に位置付け、積極的に生産。佐久市や佐久穂町を中心に約380戸が栽培する。産地の標高差を生かして、収穫期が異なる約20品種を組み合わせた品種リレーでシーズンを通した安定出荷に取り組んでいる。
佐久市のJA青沼選果所では、7月17日から早生種の「アーリーリバー」の出荷が始まり、現在では「オパール」や「ツアー」なども集荷している。今年は、4月に降雪や気温の低下などがあったものの、平年よりやや進んで生育している。
JA担当者は「雨が多いので、成熟が進んでいる。早めに収穫しないと実も割れてしまうので早めの収穫や、これからの品種は雨対策をしっかりするように呼び掛けている」と話した。
JAでは、7月中旬から早生種の「アーリーリバー」や「オパール」の出荷が始まり、8月中旬から県育成品種の「サマーキュート」、下旬には「オータムキュート」の出荷が始まり、9月には主力品種の「サンプルーン」の出荷が本格化し、10月上旬ごろまで計50万パック(1パック400グラム換算)を集荷する予定。主に県内や関東方面に出荷する。